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Doctor Who 3-13 "Last of the Time Lords"

基本データ

脚本 監督 初回放送日 キャスト ゲスト
Russell T Davies Colin Teague 2007/6/30 Tenth Doctor ... David Tennant
Martha Jones ... Freema Agyeman
Captain Jack Harkness ... John Barrowman
The Master ... John Simm
Lucy Saxon ... Alexandra Moen
Francine Jones ... Adjoa Andoh
Clive Jones ... Trevor Laird
Tish Jones ... Gugu Mbatha-Raw
Leo Jones ... Reggie Yates
Thomas Milligan ... Tom Ellis
Professor Docherty ... Ellie Haddington
Lad ... Tom Golding
Woman ... Natasha Alexander
Toclafane voices ... Zoe Thorne, Gerard Logan, Johnnie Lyne-Pirkis

ストーリー

トクラファーン出現から1年。人類は絶滅の危機に瀕していた。ターディスの鍵を使ったパーセプション・フィルターのおかげでドクターの探索から逃れ、マーサは地球のあちこちを旅していた。イングランドに戻ってきたマーサは元医師で現在はレジスタンスに身を投じているトーマス・ミリガンの助けを得て、トクラファーンを生け捕りにするためドハティ教授を探していた。

雷に打たれたトクラファーンのデータから、ドハティ教授はその状況を再現して一体のトクラファーンを捕獲する。金属製の殻をこじ開けたマーサが見つけたのは100兆年の未来でユートピアに向けて旅立った人類だった。ユートピアは存在せず、正気を失った彼らは宇宙の終わりから逃れるために生体改造を経てトクラファーンに生まれ変わり、現代の地球に引き寄せられた。祖先を抹殺すればトクラファーンも存在しえないのだが、パラドックス・マシーン、すなわちターディスのタイム・ヴォルテックスの力がそのパラドックスを打ち消したのだった。

マーサは教授とミリガンに、トーチウッドとUNITが開発した特殊な銃を使ってマスターを暗殺する計画があると打ち明ける。その銃を使えば特殊な薬品がタイムロードのリジェネート能力を奪い、永遠に殺すことができるのだ。彼女は各大陸に秘匿された銃の部品を求めて1年間放浪していたのだった。だがマーサたちが去ると教授はマスターにマーサの居場所を連絡する。教授誘拐された息子の情報を知りたい一心でマーサたちを裏切ったのだった。

ミリガンとともにシェルターに隠れたマーサは、そこにいた人々にこの1年間の自分の旅について、そしてドクターについて語った。そこにマスターと捜索隊の一隊が現れてマーサを引き渡すように命じた。犠牲を避けるためにマーサは自らマスターの前に進み出る。マーサからアンチ・リジェネレーション銃を奪ったマスターはそれを破壊し、さらにマーサを殺そうとするが、ミリガンが身を挺して彼女を助ける。マーサを殺すのはドクターの前のほうが楽しめると考えたマスターは彼女を連れてヴァリアントに戻った。

1年のあいだ、マスターはドクターを手元に置いてあざけり辱めてきた。さらに老化を進めてすっかり体が縮んだドクターを鳥かごに入れてペットのように扱っている。一方、ジャックは鎖に繋がれ、マーサの家族たちは使用人として仕えさせられていた。マスターは宇宙征服のためにトクラファーンの大船団を建造し、その打ち上げが刻々と迫っていた。

マーサを連れ帰ったマスターはドクターの前で彼女に跪くように命じるが、マーサはその代わりに笑い出してマスターを驚愕させた。マーサは、アンチ・リジェネレーション銃など存在せず、ただ彼女は世界中をくまなく回って人々にドクターのことを語っていたのだと明かす。そしてトクラファーン船団の打ち上げのときにドクターのことを念じてほしいと頼んできたのだと。マスターが人々をコントロールするために地球にはりめぐらせた「アークエンジェル」ネットワークが大量の精神エネルギーを増幅し、ドクターの体を元に戻してマスターの支配を終わらせるだろう。

マスターはマーサの言葉を一笑に付すが、船団の打ち上げ開始とともにドクターの体が輝き始め、ついに元の姿が蘇る。マスターの攻撃を退けたドクターはうずくまるマスターに近づくと、マスターがもっとも恐れていたとおり、彼を赦すと告げた。

マーサとジャックがパラドックス・マシーンを守ろうとするトクラファーンと戦っている間に、マスターはジャックのヴォルテックス・マニピュレーターを使ってドクターとともに地上にテレポートする。彼は船団を爆発させて地球を破壊すると脅すが、ドクターはそれがブラフだと見抜いていた。そうすればマスター自身も死んでしまうが、それこそマスターにはできないことだったからだ。

ドクターがマスターを伴ってヴァリアントに戻ったときパラドックス・マシーンが破壊され、リフトが開く直前まで時間が巻き戻された。地上のあちこちに建造されていたトクラファーンの船団が消え、やがてトクラファーン自身もリフトに吸い込まれてすべてがもとに戻った。ただヴァリアントに乗艦していた人々だけは、事象の中心にいたためにこの1年間の記憶を失うことはなかった。

ドクターはマスターを殺そうとするマーサの母を説得し、マスターを自分の保護下に置くと話す。だが一瞬の隙にルーシー・サクソンがマスターを撃ってしまう。マスターはこの先をドクターの囚人として生きるのは真っ平だと言い残し、リジェネレートを拒んで死んでいった。

マスターの遺骸は荼毘に付された。だが最後の同胞をなくして失意のドクターが去ったあと女性の手が灰の中からマスターの指輪を取り上げ、マスターの狂的な笑いが一瞬よみがえった・・・。

ドクターはカーディフに立ち寄ってジャックを彼のチームの元に返した。ドクターはジャックのボルテックス・マニピュレーターを再び無効にし、彼が時空を行き来することを禁じた。ジャックは去る前に、自分はこれから何百万年も今の見かけのままなのだろうか、とドクターに質問する。彼はボーシェイン半島出身で最初にタイムエージェントになった少年で、ポスターにもなったのだと話す。「フェイス・オブ・ボー」というのがそのころのニックネームだったのだと。ジャックの後姿を見ながらドクターとマーサは顔を見合わせる。新地球で彼らが見取ったのは数億年の齢を重ねたジャックだったのだろうか?

マーサもまたドクターの元を去り、家族の面倒を見ながら医師になる勉強を続ける決意をする。マーサはドクターを愛していたが、彼がそれに応えられないことにも気づいていた。だがマーサはドクターに携帯電話を渡し、いずれまた旅をしようと提案する。

あの切り落とされた腕を傍らにターディスを発進させたドクターだが、なにか大きなものと衝突して行く手をさえぎられる。そこには「タイタニック」号のへさきが・・・(*)

(*) シーズンの最後のエピソードはクリフハンガーとなってクリスマス・スペシャルに続くのが約束になっている。シーズン3のあとは"Voyage of the Damned"となる。

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