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Doctor Who 3-11 "Utopia"

基本データ

脚本 監督 初回放送日 キャスト ゲスト
Russell T Davies Graeme Harper 2007/6/16 Tenth Doctor ... David Tennant
Martha Jones ... Freema Agyeman
Captain Jack Harkness ... John Barrowman
Professor Yana ... Derek Jacobi
Chantho ... Chipo Chung
Padra ... Rene Zagger
Lieutenant Atillo ... Neil Reidman
Chieftain ... Paul Marc Davis
Guard ... Robert Forknall
Creet ... John Bell
Kistane ... Deborah Maclaren
Wiry Woman ... Abigail Canton
The Master ... John Simm

ストーリー

ターディスの燃料補給のため、ドクターはコンパニオンのマーサとともにカーディフを訪れた。このところリフトの活動が活発になっているので補給には20秒しかかからないという。ドクターの手が入った瓶を背負ったキャプテン・ジャックはターディスが非実体化する寸前でその外側に飛びついた。ターディスはコントロールを失い、一気に宇宙の終わりまでジャンプしてしまう。

彼らがたどり着いたのは100兆年の未来、マルカサイロという惑星だった。サテライト5以来、ドクターにやっと再会できたジャックは、カナリー・ワーフの戦いの犠牲者名簿にローズ・タイラーの名があったことを尋ね、彼女が無事だったことを知る。また、彼は自分が21世紀のカーディフにたどり着いた理由を明かした。タイム・エージェントのヴォルテックス・マニピュレーターを使って地球に戻ったものの、時間をさかのぼりすぎて19世紀まで行ってしまい、マニピュレーターは焼ききれてその時代から動けなくなってしまった。だがドクターがリフトに燃料補給に来るに違いないと考えたジャックは、そのままカーディフに居ついてドクターを待っていたのだった。

マルカサイロを調査した一行は廃墟を見つけ、さらに人間を狩り立て人肉を食べる「フューチャーカインド」というヒューマノイドに遭遇する。追われる彼らを受け入れたのは人類の砦だった。人類は最後の望みをかけて「ユートピア」と呼ばれる星に移住しようとしていた。

彼らは移住計画を推進するヤナ教授と、その助手で昆虫から進化したヒューマノイドのチャントと知り合う。ユートピア行きの宇宙船は実験的なエンジン構造の問題のために打ち上げられずにいた。ドクターはその欠陥を突き止め、ジャックが放射能に汚染されたオペレーション・ルームで最終的な準備作業を行う。ジャックはこのとき自分の不死性を「治す」ことができるかドクターに尋ねる。ドクターの答えは否だった。タイム・ロードとしてドクターはジャックという不可能な存在を正視することができず、彼をサテライト5に置き去りにしたのだった。ターディスが宇宙の終わりまでジャンプしたのもジャックを振り落とそうとしたからだという。

ドクターとジャックの協力で宇宙船は無事に約束の地「ユートピア」へと打ち上げられた。だがヤナ教授はチャントとともにマルカサイロに残った。

ヤナ教授は昔からドラムの音のような幻聴に悩まされていたが、歳をとるにつれてそれはひどくなっていた。「リジェネレーション」や「ターディス」といった、タイムロードに関わる言葉が症状を悪化させた。彼はマーサに、時間というものの何かが自分を悩ませているのだと告白して、子供のころから持っている懐中時計を見せる。それはジョン・スミスの時計(*1)とまったく同じデザインだった。不審に思ったマーサからそれを聞いたとき、ドクターは”YANA"が"You are not alone"というフェイス・オブ・ボーの最後の言葉(*2)のアクロニムだと気づく。

ヤナ教授が時計を開くとタイムロードの本質が解き放たれ、彼は本来の自分を取り戻す。取り乱したドクターは研究室に向かうが、教授はドアを閉ざして立てこもり、フューチャーカインドを招き入れるためにゲートを開放した。恐れおののくチャントに彼は自分はヤナ教授ではなく「マスター」だと宣言し、彼女を感電させ殺そうとするが、死の前にチャントはヤナ−マスター−を撃つ。

ドクターらがなんとか研究室にはいってフューチャーカインドを締め出すのと、マスターが研究室に運んであったターディスに乗り込むのとはほぼ同時だった。彼はジャックがもってきた、ドクターの手の入った瓶も持ち去った。銃創のために死に掛けていたマスターはより若い体にリジェネレートする。彼はドクターたちを置き去りにして、ターディスを奪っていずこかへ消え去った。

(*1) タイムロードを別の種族に変換する「カメレオン・アーチ」を使ったときに、その記憶と生体特性が保存される。タイムロードはその懐中時計を開くと元に戻る。同シーズンの "Human Nature"と"The Family of Blood"のエピソードでは、"Family of Blood"というエイリアンに追われたドクターがカメレオ ン・アーチを使って地球人のジョン・スミスになりすまし、1912年のイギリスに潜伏した。
(*2) 同シーズンの"Gridlock"のエピソードで、新地球の人類を守っていたフェイス・オブ・ボーはついに死を迎えるが、その前にドクターに「君は1人ではない」と言い残す。なお、シーズン2の"New Earth"では、フェイス・オブ・ボーは死の前に「彼のような故郷をもたない放浪者に大いなる秘密を明かす」と伝えられており、ドクターがそれについて尋ねると、フェイス・オブ・ボーは「三度目に出会ったとき」と答えている。

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